農業組合法人 市原地区布引営農組合
当組合のご紹介

組合概要

法人名称農事組合法人 市原地区布引営農組合
所在滋賀県東近江市市原野町3722
設立目的組合員の農業生産性の協業によりその生産性を向上させ、組合員の利益を増進することを目的とします。
また、当組合は市原地区集落営農との連携を図りつつ営農の中核的機能の役割を果たし、新しい営農体制の構築と強化を目指すことにより、水田営農経営の確率を図ります。
対象地区滋賀県東近江市池之脇町・上二俣町・高木町・市原野町・新出町・一式町・石谷町・如来町 により構成される農用地団地全域を対象とします。
組合員数220名(平成21年現在)
資本金36,950,000円

ご案内(アクセス)


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■自動車 名神八日市ICより国道421号線を東へ約15分国道307号線との交差点(御園交差点)から約2km東進、広域農道へ右折し県道交差点を左折し集落内を走り約5分(対面の小学校が目印です。)
■電車・バスJR米原(新幹線)、近江八幡(琵琶湖線)駅で近江鉄道へ乗り換え八日市下車、市営バス市原線市原野上バス停下車東へ徒歩5分

農作業

8条田植機 農作業については、基本的に各集落のオペレータが各集落の作業に当たっています。なお、各自水田の管理は、基本的に農地所有者が行うこととなってます。防除については、法人が防除用無人ヘリコプターで作業に当たっており、オペレーターの補充を図るべく、集落の若者に対して大型特殊免許取得に必要な経費を支援しています。

水稲直播栽培の取組み

低コスト生産対策の一環として水稲の直播栽培に取り組んでいます。水田に直接種子を播種するため、レーザー整地作業機を利用し表面の土壌を均平にしてます。平成21年度は45aを直播により対応しています。

環境こだわり農産物(水稲)の栽培

環境こだわり農産物認証制度の栽培基準田 市原地区布引営農組合では、高品質な米づくりとして、滋賀県認証の環境こだわり米(特別栽培農産物)を栽培しています。平成21年度は163haと作付面積は増加傾向にあります。
こだわり農産物の栽培ほ場には、すべて看板が設置されております。

塩水選、温湯消毒の実施

平成15年からは、環境こだわり米を栽培する農家の水稲種子は法人が用意をしています。法人では稔実の良い種子を選ぶために、「塩水選」と60度のお湯に10分間種子を浸す「温湯消毒」を行い、冷水で急速に冷やした後「芽出し」をした上で各農家に種子を配布しています。これにより、農薬の節減を図るとともに早生品種については地域全体で遅植えを徹底することで品質の安定を図っています。

水稲育苗作業の受託

法人では育苗ハウス6棟を設置しており、育苗ハウスの一部を利用して、平成19年度には農協からの水稲の発芽苗の硬化作業3,000枚を受託しています。(水稲種子を播種後3日くらいで発芽するがこれを発芽苗といい、発芽苗をハウスで管理し、水田に植えられる状態にすることを硬化作業といいます)

麦・大豆栽培の取り組み

大豆の収穫 平成14年度事業において、麦・大豆生産と直播栽培の農業機械整備を行いました。6年が経過し、播種技術の改善が機械の耐久力の観点から「水田フル活用推進交付金」をベースに農業機械の更新について検討を行ってまいりました。幸い、平成21年度集落営農法人化等緊急整備事業での採択について内諾をいただき事業実施を進めることと致しました。
大豆生産が増加し、収穫作業に併せた品種の作付けを行い下記の項目に取り組んでいます。
  • サブソイラーによる暗渠排水の実施
  • 2ウエイロータリーによる深耕播種
  • 一発肥料の施用(麦)
  • 幼穂形成期前の生育調査の実施
  • 湿害の防止による収量の増加・品質の向上
  • 根バリを良くすることによる倒状の軽減
  • 労力の軽減・均一な生育確保等、生産と品質の向上


メロン・花きのプランター栽培

コスモスの植栽 営農組合の収益性を高めるため、平成19年度から水稲育苗ハウスの跡利用としてメロンのプランター栽培および花きのプランター栽培に取り組んでいます。育苗ハウス1棟を利用して、抑制メロンを栽培し4月中旬に定植、7月中旬に収穫しており、当該年度は約400個の収穫がありました。また、ハウス2棟で、スプレーストックを栽培し、8〜10月に播種、11月〜翌年3月に収穫しており、当該年度は約14,000本を植えました。通常の肥培管理は一人の職員が対応し、メロンの芽欠き等の忙しい時期には地元からアルバイトを雇って対応しています。栽培技術について、県農業経営、普及指導員の重点的指導を受けています。